【今年のスギ花粉は平年並み】
◆今年のスギ花粉は多い年と少ない年の中間的な飛散量と予想しています。非常に多かった昨年と比べて半分程度の飛散量ですが、症状の強さは半減することはなく、8割ほどの出方になるでしょう。

◆長期予報では1月・2月の平均気温は平年より低めという予想ですが、1月上中旬は好天の日が多く、最高気温はやや高めに推移しています。スギ花粉の第一陣が長野県中部地方に飛来するのは、おそらく2月下旬か3月上旬になるでしょう。今年は初期療法を2/20ころから開始するようお勧めします。
【めざせ! スキンケアの達人】
◆厳冬期ですので、もっとも皮膚が乾燥しやすい時期です。当地域では多くの人が保湿剤を必要としているのですが、適切な保湿剤を十分使用できていない人がまだ結構いらっしゃいます。
◆しっかりとした効果がある保湿剤を十分な量使用する上で、費用面も重要です。市販の乳液タイプ製品の価格は1グラムあたり3〜4円台のものが多いようですが、医師が処方する尿素剤(ウレパールクリームなど)なら、それよりも安い費用で手にいれることが出来ます(3割負担の薬剤費用)。尿素剤と他の基剤(単独ではあまり使用しない)を混合して使用すると更に割安になります。
◆ヘパリン類似物質を主成分とするヒルドイドソフト軟膏は、1グラムあたり8円台(3割負担の場合)とやや高価ですが有効性が高く、特に尿素剤がしみて使用できない患者さんなどには重宝です。なお、ヒルドイドソフト軟膏のジェネリック薬は主成分以外の品質がかなり劣るので、残念ですが期待した保湿効果が得られません。
【ぜん息克服への道】
◆ぜん息の人には気道過敏性という問題が存在します。これは、刺激性の成分や、冷気を吸い込んだときに気管支の収縮が容易におきてしまう状態です。ぜん息のコントロールが不十分なまま経過している場合、厳冬期の朝や標高の高いスキー場などでは、冷たい空気を吸い込んで発作をおこすことがないように、マスクなどで防護をした方がよいと言えます。
◆ぜん息のコントロールが非常に良好な場合には、医師の指示または承諾をもらった後で、朝の冷たい空気の中で運動をしてみると、気道過敏性が改善してきていることを確認することができます。
【アレルギー性鼻炎のツボ】
◆風邪をひくと鼻水が出ます。アレルギー性鼻炎を持っている人の場合はひどい症状になりやすいことはご存知のとおりです。この症状は、部屋の寒さと関係が深く、夜間と早朝の室温が20℃以上に維持された住宅に暮らしているとかなり軽減できます。寒い部屋にいる場合には、いくら服を着こんでも鼻汁症状は改善しません。病気のときは無理して節電に協力する必要はなく、特に深夜から早朝は電力需要が逼迫していないので、やりすぎのエコ活動にはご注意を。